かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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2008.11 アンコールワット旅行記 2
2008年 11月 30日 |
アンコール・ワット遺跡の旅 活動1日目



去年のウズベク旅行は、現地のみフリーでホテルと車での移動がセットになっているものを利用したんだけど、今回は何箇所も周遊するわけじゃないしと、航空券と宿だけをおさえた。世界遺産のアンコールワット観光の拠点となる街シェムリアップには豪華なリゾート・ホテルもたくさん建っているのだけど、私は迷わずリーズナブルなゲストハウスを予約。例えばユースホステルなどに泊まる根性はないのだけど、普通にシャワー付個室のゲストハウスならゼンゼンOK。日本人バックパッカーに大人気のTではなくて、その隣のCに3泊。こころもち高い方の部屋で1泊15ドル~。

でもね、直前になって予習が進むごとに、現地ではいったい自分はどういうふうに行動するればいいんだろうと悩んだ。ヨーロッパの町だったら、とにかく電車で移動すればいいし、バスもある。でも、シェムリアップにはそんなものは循環してなくて、流しのタクシーさえもない。だから、観光客はガイド、バイクやトゥクトゥクや車をチャーターするという方法が一般的らしいのだよね。レンタサイクルなんかもあるのだけど、それはかなり大変そう。アンコールワットって、ひょっとしてツアーで行くべき場所だったのだろうか・・・と直前に悩む。現地でチャーターってなんか面倒くさそうだし、どこでどうやればよいのかもよくわからず。果たして私は、ちゃんと観光できるのか・・・と不透明な状態で出発。

ととと、不安だったのが嘘のように、現地では楽ラクコースが目の前にー。空港にピックアップに来てくれたのは日本語がバッチリなChaiさん!ゲストハウスの仕事もしている彼だけど、普段は旅行会社のガイドをしているそうで。観光の仕方の相談にのってくれ、バイク&運転手だけチャーターするという方法もあるし、1日ガイドをつけて回るという選択肢もあるよーと教えてくれた。説明をしてくれるガイドっていうのはそんなに必要とは思わないけど、手順のよい案内人がいてくれた方がよいかなぁと。バイクの運転手だと各遺跡の内部には入れないから、一つ一つの観光後に自力で運転手の待つ同じ場所に戻らなくちゃいけないというのも逆に面倒な気がして。で、ガイドだったら、自分が行くよーって、Chaiさんが言うので、それなら話が早いと全面的にお願いしちゃった。d0029596_1017032.jpg

ディナーは、古典舞踊「アプサラの踊り」のダンス・ショーが見られるレストラン「ジャスミン・アンコール」へ。ぴゅーんと送迎していただき。観光客向けのお店なんだけど、ビュッフェスタイルでバラエティに富んだ食事ができて満足。アプサラ・ダンスもいろんなパターンがあって面白かったな。

そして翌日、観光第1日目は、基本中の基本スポットへ。観光客の定番メニューとなっているサンライズのアンコール・ワットを目指すべく、5時出発だー。早ーいけど、ここではそれが普通なのね。アンコールワット遺跡群は大体オープンしている時間が午前5時30半から午後5時半という感じで、閉まるのが早いからその分早起き必須なのですね。そんなわけで、空港ピックアップ以降、カンボジアでの乗り物はバイク一色と相成りました。バイクの後ろに乗る歳でもないのですけれどね、馬に跨るのに比べたらひょひょいって感じさ。慣れるまでは混んでる道路はちょっと怖かったけど、その身軽さ自体はなかなか快適。同じ観光スケジュールでも、パックツアーの大型バスの場合、都度みんながバスに乗り込んで、出発するまでに結構な時間を要すると思うんだけど、二輪ちゃんったら発車が素早くって、非常に効率よし。

まだ真っ暗なアンコールワットに観光客が詰め掛ける。日常生活の中では、朝日や夕日を見ようが見まいがどっちだっていいのに、何故にみな、海や山や旅先ではサンライズやサンセットをそこまでして見たがるのだろうね。まぁ、行事って感じで。アンコールワットと空が水面に映るのが見える場所から、じっと夜明けを待つのだった。私ねぇ、睡蓮の花が朝に咲いて昼にはしぼんじゃうものだって知らなかったかも。アンコールワットをバックに朝だけ花開く睡蓮を眺めることができるなんてステキ。何がどうってことでもないのだけど、気持ちのよい朝でした。
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内部をじっくり見るのは後回しで、次は広大な敷地にあるアンコール・トムへ。この移動はやはりレンタサイクルではキツいでしょうと思いながら、びゅーん。アンコール王朝がどんなものだったかなんて、私は何も理解してはいないのだけど、この広大な密林の中にひっそりと構える宗教建築には、神秘的な魅力を感じずにはいられない。今じゃ観光客にあふれているとはいえ。

途中でごはんを食べたりして。さらりと麺もの。昔はパクチーなんかは結構苦手だったのに、いつのまにやら香草好きになったので、この味わいは嬉しい。日本のそば類も醤油味以外のお汁で食べてみるのもいいかもって思ったり。お土産を売り込んでくる子どもなんて、普段は無視しちゃうんだけど、小さい女の子はケナゲで可愛くて、食事が出来上がるのを待つ間、アクセサリーやらクロス類を物色しちゃって、買っちゃったり。朝日の後に朝ごはんというのもよいもの。

さて、アンコールトムでは、中心にそびえるバイヨン寺院をまずじっくり見る。12世紀末に建てられた大乗仏教の寺院で、京唄子風味の観世音菩薩の四面仏塔がいつくもそびえ立つ、興味深い寺院でした。ぐるぐる回って楽し。そうこうしているうちに気温もだんだん上ってきて青空が広がる。暑いほどだったけど、水辺が気持ち良かったり。歩いて歩いて、アンコールトム内の象のテラス、 ライ王のテラスなどを見る。
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そして、タ・プロム。d0029596_1017376.jpgここで目を引くのはガジュマル(榕樹)。妖しいほどに神秘的。遺跡となった寺院の回廊を覆うように巨木の根っこが伸び伸びている様は素晴らしいインパクトがあるの。自然の力は凄いなぁ。木を切ったところでどうにもならないらしく、もはやゆっくりと崩壊するのを待つしかないのだそうで、ここは修復もされていない。数百人の踊り子が住んでいたんだって。それと、私自身は少しも記憶になかったんだけど、ここは「トゥームレーダー」のロケ地でもあったらしい。ゲーム・アクションもののあの映画は少しも面白くなくてあまり真剣に見なかったのだけど、景色に注目しておくべきだったのね。カンボジアといえば、アンジーなのだった。

ちょっと遠い場所にあるバンテア・スレイにも足をのばす。バイクでだと結構な遠出気分だったな。スラ・スランの沐浴池沿いを走る時はとっても気持ちよく。作家マルローが盗んで捕まったという「東洋のモナリザ」と呼ばれる彫刻があるバンテア・スレイ。ここの美しさはクメール美術の最高峰と称されているらしい。なるほど、彫刻が深くて細やかで優美なのでした。神々しきディバター(女神)。しかし、東洋のモナリザちゃんには至近距離に近づけないのが残念。
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それからまた戻って、今度はアンコールワット内をじっくり見る。太陽の位置の関係でアンコールワット観光は午後がベターということだから。そんなふうに常に太陽が大切な存在で、朝日を拝んだら今度は夕日を見送るのです。サンセットと名所といえば、プノン・バケン。高さ70メートルほどの丘の上にある寺院。参道をてくてく登り、さらに遺跡の急勾配の階段をゼイゼイいいながら登りきると、見晴らしのいい頂上に辿り着くのです。これは疲れる。そこのテラス状になった広場には、ドイツ人、フランス人、中国人、多様な国からやってきた観光客が続々と集まり、アンコールワット遺跡群を見下ろしながら、夕暮れを待つのでした。
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観光はそんなコースで終了。ツアーの観光なんかだと活動はほとんど朝と午後だったりして、お昼に長めの休憩があったりするらしい。こんなにめいっぱい観る人はあんまりいないよーってChaiさんに言われました。だって、翌日は郊外に行きたいから、この界隈を今日しっかり回らなくちゃだったんだもん。長距離バイク移動というのも決して楽ちんとは言えないけど、新鮮な面白みがありました。夕飯は子どもたちが影絵の人形劇をやっているレストランへ。ココナツカレーがすごくおいしかったー。
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by CaeRu_noix | 2008-11-30 10:32 | 旅 行 記 | Trackback(1) | Comments(6)
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Tracked from 映画通の部屋 at 2009-06-09 19:34
タイトル : となひょうが行く!アンコール遺跡~本編~
それでは、アンコール遺跡の旅行記を写真と共に記録していきたいと思います。訪れたの... more
Commented by とらねこ at 2008-12-01 12:24 x
こんにちは~、かえるさん!改めまして、おかえりなさいまし★
「あまり有休が残っていない」とおっしゃられていた割りに、さすがちゃんと旅行に行かれる分は残ってたのですね・・羨ましいです。

写真が何とも素敵なことー・・・ホゥ。
水面に映った、影絵風のアンコールワットが、もう素晴らしくて感激です!
ガジュマルの樹にはきっとかえるさんも感動なされたのでしょうね・・・
素敵!本当、妖しい魅力ですね。ああ、この木の根元で、寝っ転がってみたい。
これって、『ファウンテン』にあったものと同じでしたでしょうか。

でで、そうなんですよ、すっかりカンボジアと言えばアンジーになってしまったんですが、でも自分にはアンコールワットの雄大な風景というと、『トゥームレイダー1・2』より『トゥー・ブラザーズ』だったりして♪

ホーチミンは大変だったようですね、人人人・車車車・埃埃埃でゴチャゴチャしてるなんて嫌ですよね。
でも、ベトナム料理は美味しそうです。
自分は恵比寿のベトナム料理屋ぐらいしか食べたことないんですよ。
本場で食べたいなあ!
パクチー、美味しいですよね、でも私も前は苦手だったんですよ。
Commented by とらねこ at 2008-12-01 12:27 x
あ、文字が長いので短くしろ、と言われてしまいました(byエキブロ)。

正直、ホーチミンの記事を読んだ時は、かえるさん、今回の旅行は楽しまれなかったのかなあ?と、少し心配になってしまったんですが、
旅行記2を読んで安心しました^^
旅行は命の洗濯、なんて言いますが、疲れるけどやっぱり楽しいものですよね♪
しばらくゆっくり・・・する間もなく、映画祭に足繁く通っていらして、頼もしい限りです。
Commented by CaeRu_noix at 2008-12-01 23:42
とらねこ さん♪
ありがとうございまっす。
いやー本当に、ゆうきゅーは全部使い切りそうな勢いなんですよ。
今回の旅はやや短めだったりで、その分は確保されていたんだけど、もう後がないぜぇっていうくらい・・。
そんな私はちょっと具合が悪くても休んだりはいたしません。w

アンコールワットは、足場がかかっていたのが残念でしたー。(といいつつ、最近はあまりそういうのは気にならなくなりました。海外旅行行き始めの時は、修復中だったりするとすんごいショックだったし、そういう様子が絶対写真に写らないようにしたものだけど。) それでも、夜明けのアンコールワットはなかなか素敵なたたずまいでありました。

ガジュマルには圧倒されましたよー。自然の力ってすごいですよね。『ファウンテン』に出てきたやつと雰囲気は似てましたね。

そうそう、『トゥー・ブラザーズ』もカンボジアなんですよね。
洋画に出てくるトラって別ものの雰囲気があったけど、東洋の虎は神秘的な存在ですよね。(レッドクリフの虎は違うけどー。)信仰心厚い(タイと同じ)上座部仏教国カンボジアでは、山の中にいる虎はお坊さんを守ってくれる存在なんですってね。虎狩りするなよ、西洋人ー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-12-01 23:44
マット・ディロンの監督作もカンボジアだったような。

ホーチミンは、そう、ちょっと疲れてしまったの。最後はもうちょっとゆるゆるしたかったから。
基本的にはバンコクのエキサイティングな感じと似ているかな。
でもね、バンコクは市内に王宮があったり、たくさんの見どころがあるのに比べ、ホーチミンは観光好きの人間にとっては、ちょっと時間をもてあましちゃう街でした。ヨーロッパなら美術館と路地があるんだけど。

でもそう、ベトナム料理はおいしいですよねー。タイ料理ほどに辛くもなく口に合うものが多いかな。エスニックも大好きー。香草ありきですよね。日本でも一頃はよくアジア系のエスニック料理屋によく行ったものでした。

いえいえ、おかげさまで旅行はとても楽しかったですよー。ホーチミンは、1日半も割り振ったのはちょっともったいなかったかなとは思ったんですが、滞在そのものには満喫感はありましたしー。
旅はいいっすねぇ。行けば行くほどに、その魅力にとりつかれてしまう海外旅行なのでした。

映画も観れば観るほどに貪欲になり。帰国したその日の夜に、アレックス・コックスを観に行っちゃいました。
今年もラストスパート、がんばりましょうねぇー
Commented by となひょう at 2009-06-09 19:43 x
かえるさん、こんにちは~
実は、出発前にかえるさんの旅行記には目を通しておいたので。
コメント入れにいこうと思っていたところに、そちらからお越し頂きまして嬉しかったです。ありがとうございます。

いやぁ、素晴らしかったです、アンコール遺跡。
まだまだ新しく発見された場所もあるらしく、2泊では全然足りない。
というか、私の気持ちが滞在し足りない。
とまぁ、予想以上に魅せられまくりの旅となりました。
タ・ブロームの大きな木なんか、今にも動き出しそうな迫力ですよね。
って、何かそういう映画の見過ぎなのかもしれませんが。
人間ってちっぽけなんだなーと思えてしまう不思議な力を感じました。
プノン・バケンにも足を運んだんですけど、土砂降りになってしまって。
夕日なんて見れる訳がありませんでした。
遺跡の素晴らしさはもちろんなのですが、パッケージツアーで一緒になった方や現地の方との交流も、とても楽しかったです。
日本人観光客が減ってしまったとはいえ、私達は倍に堪能する事ができた感じっす。
Commented by CaeRu_noix at 2009-06-10 11:34
となひょう さん♪
改めましてお帰りなさーい。
となひょうさんの旅行の予定を4月の時点で知っていたなら、カンボジアとベトナムのお金をプレゼントできたのにーと思ったり。
ともあれ、事前にこちらにも目を通していただいていたとは嬉しいですー。
私の旅行記を先に読んでいたなら、ホーチミンに時間を取るのはやめようっていう決断もできたはずなのに。(笑)
といっても、ツアーの場合は、あらかじめ日程の割り振りがされているわけだから仕方ないですよね。
私も行くまではアンコール遺跡のことを全然知らなくて、3泊あれば余裕で回れると思っていたのですが、極めようと思えばぞれじゃあ全然足りないんですよねー。
となひょうさんは2泊・2泊だったんでしょか?
タ・ブロームは本当に印象的でした。そう、映画だったら、動き出すでしょうー。
プノン・バケンの夕日は別にどうってことはなかったんですが、高台に登るのは気持ちいいんですよねー。
私の行ったのは一応乾期だったはずなのに、結構夕立にあったりしました。
でも、東南アジアあたりってあの雨の湿度がいいんですよねー。
そうそう、ツアーだとよいツアー仲間に恵まれた場合、そんな交流がまた楽しいんですよねー。
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