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『ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日』 Angus, Thongs and Perfect Snogging
2008年 12月 13日 |
面白い女の子は偉大。弾ける青春。

イギリスのビーチリゾート、ブライトンにほど近い海岸沿いのイーストボーン。もうすぐ15歳になるジョージアは、理想の彼氏をゲットして、クラブでクールなバースデー・パーティを開くことを夢見ていた。



原題とは無関係なこの邦題。てっきりまた配給会社が勝手に、ブリジョンの日記のティーンエイジャー版として盛り上げようという宣伝戦略の中でつけたのかと思ってた。ごめんね、違うのね。この原作小説のタイトルが既に「ジョージアの青春日記」だったのだね。小説の段階でとっくにティーン・エイジャー版ブリジョンだったんだ。ベストセラー小説だなんて知らなかった。

というわけでタイトルは妥当なものだったとして、その副題はどうしてくれるんだという感じ。日本の劇場予告のナレーションの声としゃべり方がこれまたバッカみたいでナエマシタ。ガーリー・ラブリーなイメージを前面に押し出すのはよいと思うけど、一定のものを狙い過ぎていてウンザリしちゃって、観に行くのをやめようかと思った。

でも、そう、これは『ベッカムに恋して』の監督作品なのだった。きっと、おもしろいはずだ。とらねこさん評も上々だったしね。拡大上映系のアメリカン・ラブコメならすぐにあきらめちゃうのだけど、ブリジョンノリの青春ものでイギリスものなのだから、副題の恥ずかしさに負けている場合ではなーい。

そんなわけで、やっぱりグリンダ・チャーダは裏切らない。ストーリーだけ切り取ってみれば、あまりにも出来過ぎなハッピー展開を見せる予定調和ドラマだというのに、不思議としらけちゃうこともなくて、エネルギッシュなジョージアを応援せずにはいられないし、彼女の揺れ動く思いに共感せずにはいられないのだ。青春ものはやっぱり瑞々しくて楽しいー。現代イギリス舞台の少女ものって意外と珍しい気がするんだけど、ありふれていないのにそのテイストに馴染みがあるのは、他でもないビバヒルなノリが感じられるからなのかな。ありそうでなかったコミカルな学園ものの英国バージョン。

何がいいって、音楽が最高にゴキゲーン・ナンバーなんだよね。陽光まぶしいパステルカラーの海辺の町の爽快さに、ジョージアたちのポジティヴな躍動感に、そのPOPな音楽が素晴らしくマッチしていて、気分は高揚するばかり。ジョージアのキャラクターはかなりかなり三枚目なんだけど、彼女のお部屋はピンクピンクでラブリーなのだ。そんな女の子チックに可愛いインテリアの部屋に集って騒ぐ女子中学生たちのくるくる変わる表情と、漫才のように弾む会話がそれはもう可笑しい。媚びず気取らずにユーモアは全開で、ビジュアルはガーリー・ガーリーっていうところが好き。

何しろジョージアったら、一番最初に、赤ピーマン入りオリーブに扮したという仮装で登場するわけですよ。まんまるお団子状態の着ぐるみ姿でひょこひょこ走っているんですよ。多くの女子たちが、おしゃれの一環のお姫系な仮装する中で、ウケを狙って食べ物に扮するわけですよ。もうもうジョージアを愛さすにはいられないですよ。欧米は中高生も普通に仮装パーティをやるなんていいなぁと思いつつ、私も是非、オードブルの一員になりたいわと冒頭から好感度大。ビジュアルでサラリと笑いをとるって映画としてもナイスな掴み。コネタがよろし。

ちょっと変な子な妹ちゃんも強面ネコのアンガスもめちゃめちゃラブリーで大好きなコンビだったな。ペットに家族といい、学校にいる友人たちといい、それぞれが個性的で面白いキャラなのが魅力的なのだよね。そして、恋のサクセスのために進む物語なんだけど、友達の存在と友情模様も大切なものとして描かれているから胸をうつの。自分が中学生の頃は、友達と同じ人を好きになるケースが少なくもなくて、友情と恋の両立は難関だった気がするけどね。ジョージアたちの場合は、そういう意味でバッティングすることはなく、恋が友情の危機をもたらしたりもするんだけど、結局は雨降って地固まる、友情があっての恋愛成就にジーン。

でもって、愛しのロビーくん、めちゃめちゃカッコいいじゃないですか。超正統派の甘いマスクの王子様ー。ベーシストな彼のバンドの演奏も最高。なんて幸せなバースデーパーティなんでしょう。笑って感動、元気になれまーす。
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by CaeRu_noix | 2008-12-13 07:55 | CINEMAレヴュー | Trackback(5) | Comments(4)
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Commented by sally at 2008-12-18 01:28 x
かえるさん、お久しぶりです☆
ゆーうつで憂鬱な毎日のsallyです、こんばんわ。
相変わらず青春に憧れ続けております。
確かにイギリス映画で女の子主人公の学園ものって
珍しいかも?
パブリックスクールor労働者階級の若者ってイメージです。
こんなに明るいカラっとした感じなのも新鮮な気が。
ほんとに元気を分けてもらえるようなPOPな作品でした♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-12-19 08:11
sally さん♪
お久しぶりでっす。
うーん、私はゆーうつでキリキリな毎日って感じ。年末はとりわけ。
青春には永遠に恋い焦がれてしまうのでしょうかねぇ。
ですよね。学校に通う女の子主人公の現代イギリス映画って、ほとんど思い浮かびません。
少女が主人公だと、文芸ものなど、時代を遡ったものならあるのだけど。
それこそ、ベッカムに恋してとか。
少年主人公だとまた若者映画も多いですけどね。
とそんな新鮮さがよかったですねー。ハッピーな映画でしたー
Commented by めかぶ at 2010-01-23 17:30 x
こんばんは。
また今頃になってな作品へのコメントでごめんなさいね。
公開時、チラシがとってもキュートだしUK好きとしては観たかったんだけどみごとに見逃しまして、今頃です。
そう、「ベッカムに恋して」の監督だったんですもんね。雰囲気的に至極納得で楽しかったー。赤ピーマン入りオリーブから始まるガールズムービーなんてそうそうお目にかかれませんことよ~。
バースデー・パーティでのやり過ぎ感がなくもないけど、まあいいでしょ。こういう映画よ♪
そうそう、ロビー役のアーロン・ジョンソンは、めっさカッコよさげでしたね。バンドでベーシストってとこもポイント高し(関係ない?)。彼の新作はジョン・レノン役ですと。
Commented by CaeRu_noix at 2010-01-25 02:08
めかぶさん♪
レンタルかなんかでご覧になったのでしょうかー。
これはそういえば、とあるブロガーさんの評価が低かったので、観に行くのをやめようかなと一度思ったのですが、kinoさんがこれ面白かったとおっしゃったので、やっぱりミルミルリストに復帰させたのでした。
UK好きなmarionさんもそういえば、ブライトンだから観たいとこの当時おっしゃっていたんですよね。
ありそうでなかったポップなUKガーリーもの。
出来すぎなストーリー展開もコミカルにやってくれるとスッと受け入れられるんですよね。
楽しんでいただけてよかったですー。
いつぞやに差し上げたやつ、これのサントラも入れましたっけ?
アーロン・ジョンソンくん、カッコよかったですー。
そうか音楽ができるから、ジョン・レノン役なんかもくるんですね。素晴らしい。
ベーシストいいですよね。高校時代の彼氏はベーシストだったり。
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