かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』
2009年 01月 27日 |
ゴールデンな世界観、ゴールデンな仕事ぶり。ラブリーな仲間たち。

超常現象捜査防衛局“BPRD”で働くヘルボーイは、恋人リズらと怪事件の捜査と魔物退治にあたっていたが、闇の世界で、王子ヌアダが伝説のゴールデン・アーミーをよみがえらせようとし・・・



ヘルボーイが帰ってきたよ~。これまたアメコミヒーローものなんだけど、ヘルボーイというキャラクターには一味違う魅力があるよね。普段は普通の人間として生活し、有事の際に闘うヒーローに大変身を遂げるという設定の主人公が多い中、ヘルボーイったら凶暴そうに憎憎しい赤鬼大男な容貌が真の姿なのだもの。スーパーヒーローといったら、皆が好感とあこがれを抱くようなカッコいい男が主人公というのが定番だったり、近頃は逆に、苦悩する等身大の主人公が共感をもたらしたりというのがパターンだもんね。だから、アメコミ映画にお腹がいっぱいになっていたことも忘れて、珍妙に個性的なヘルボーイのヒーロー像とその世界観にはワクワクしちゃうのだ。

ハリウッド映画のアクション・ヒーローは色男じゃなくちゃってことはない。にしても、これだけの大作を、ロン・パールマン主演で決行したギレルモ・デル・トロのそのこだわり、一本筋の通った姿勢はカッコいいよね。『クロノス』は観ていなくて、私にとってのロン・パールマンは 『ロスト・チルドレン』の人として印象深いものがあったから、あの後にあの彼が映画界でタイトル・ロールのヒーローに躍進を遂げたっていうのは嬉しかったのだ。普通だったら敵キャラルックスって感じなのに、異形の悪人面男が堂々正義のヒーローな主役をはっているこの物語世界がとにかく楽しい。強面だけど、愛嬌満点のやんちゃ坊主なボーイだもの。でも、葉巻が似合うダンディー。

そして、前作の時から大好きだった半漁人なエイブ。水槽の中でゆらゆらくねくね泳いでる姿に惚れましたもの。今回は恋心なんて抱いちゃったりして、いつもひょうひょうとクールだったエイブのかわいいところが見られて嬉しく。本作でも三役、『パンズ・ラビリンス』でも主要なキャラクターに扮していたパントマイマー、ダグ・ジョーンズの体の動きは本当に素晴らしいよね。軟体動物のごとくコミカルなのに優雅さを感じさせる手足の動きに目が釘づけになっちゃうもの。恋してイメチェンを思い立ったエイブがコンタクトレンズを装着するところも愛らしかったなぁ。そんなエイブとレッドがお部屋で思いに浸りながらバリー・マニロウを聴くシーンはそれはもうラブリー。

主要キャラクターの描写にも満足したし、大きさも形態もとりどりの各種クリーチャーたちの共演は最高に楽しかった。どいつもこいつも奇妙に個性的で魅惑的で、ギレルモっちのセンスはやっぱり格別だよねって感無量。マーケットな通りのいろんなクリーチャーたちで賑わう風景は興味深くって、あの中に迷い込んで見物したかったなぁ。(それは怖いか。)デザインもその動き方も完璧で壮大で、魔界のものたちが実写ものの中で映像化されるという醍醐味をお見事に伝えてくれたよね。芸術的!どうせファンタジーなら、ここまで徹底してやってもらえると嬉しい限り。物語も存分に楽しかったし、とにかくあっぱれなその映像世界にワクワク耽溺。キューン。
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by CaeRu_noix | 2009-01-27 22:18 | CINEMAレヴュー | Trackback(2) | Comments(6)
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Commented by kenko at 2009-01-28 19:31 x
わーい♪
かえるさん、ヘルボーイご覧になったんですね♪

アメコミヒーローものは基本的に好きですが
ヘルボーイだけはちょっと特別っていうか別格。
ギレルモデルトロが創り出すクリーチャーは
なんでこうもみんなたまらなくラヴリーなやつばかりなんでしょう。
トロールマーケットをもっとじっくり見物したい!
ヘルボーイは猫ちゃん好きってことで、さらにポイントアップです♪
Commented by CaeRu_noix at 2009-01-29 21:02
kenko さん♪
もっちろん、これを劇場鑑賞しなくてどうするーって感じで♪
ヘルボーイは別格ですよねぇ。
私はアメコミヒーローそのものはさほど好きなわけでもないんですが、そういう作りもののファンタジーな世界が映像化されることはすごく楽しいと思っているので、なんだかんだいって〇〇マンの類のものはついつい観に行ってしまいますー。
でも、スーパーマンみたいなやつにはあんまり興味はないんですよね。
やっぱり人間な風貌じゃなくて、モンスターが好きなのかなぁ。
ドラキュラ系の主人公のものも好きなんですよね。
そんなわけで、ヘルボーイなキャラたちは最も好みっす。
ホント、ラブリーですよねぇ。
技術の進歩によって、こういう可愛い奴らがリアルに映像化されるのは楽しくてしょうがないー。
トロールマーケットツアーに行きたーい。
そうそう、レッドったら、ネコに囲まれているところがまたほほえましかったですねー。
Commented by ぺろんぱ at 2009-01-30 20:20 x
こんばんは。

(本作の公開を前に)未見だった一作目もしっかりチェックして、それから本作に臨みました。

ホント、本作であちこちに登場するのは結構グロテスクなクリーチャー達なのに、全てが“アート”な世界なんですよね~。
そして仰る通り、主要キャラの面々はラヴリーで。(*^_^*)

私も同じです!
一作目から、エイブのビジュアルに虜になりました。
ちょっとインテリ系で、クールなブッキッシュ系?って感じで好みです。
本作での切ない恋には泣けました。(T_T)

あ、、、“モンスター好き”なところも同じかもしれないって思ってます。(←勝手に喜ばせてくださいね~。(*^_^*))
Commented by CaeRu_noix at 2009-02-01 01:19
ぺろんぱ さん♪
私も一応、久しぶりに一作目のヘルボーイも見てみましたー。
そんなわけで彼らへの愛着もすぐにわきましたよねー。
エイブはいいですよねぇ♪ そう、インテリなクールさがまたステキ。
あの気取り屋さんの照れた感じがまたかわいくて。
ホントにホントにギレルモっちの生み出すクリーチャーたちはなんて素晴らしいのでしょうー。
どんなに技術が進歩しても、クリエイティビティ、芸術的センスがなくちゃー素晴らしいものは生まれませんからねぇ。
ハルクの変身後とか、ナルニア国の生き物たちとか、みーんなギレルモが発案してあげればよかったのにー。
ペろんぱさんもモンスター好きなんですね!わーい。
私はもう人間よりも動物やそういう奴らが好きかもです。
フンガーフンガーフランケン、ざますざますのドラキュラー、そうでがんすの狼男、LotRのゴラム、ハリポタのドビー、一反木綿ー、河童でもー。
Commented by SGA屋伍一 at 2009-02-01 21:18 x
かえるさん、こんばんは
かえるさんが前作をご覧だったとは意外でした~ 今回は前作よりもお笑いっぽくなってましたけど、面白かったので良しです
ヘルボさん、普通のアメコミヒーローと違って、なんかやる気なさげなところがいいですよね。実際作品世界じゃヒーローというより、雪男かネッシーみたいな扱いだと思います

ヘルボ&エイブが飲んだくれてるシーンは、「かえるさんが好きそうな絵だなあ」と思いましたよ。エイブには木の精のエルフより、水棲生物のかえるさんの方がお似合いだと思います
ダグ氏ももういい年らしいですが、お肌ピチピチ・・・というかビチビチでしたね。羨ましい

好きなシーン、一作目はでかい歯車をかかえて「あげる」と止めをさすところ。歯車好きですよね。ギレリー
二作目では空気教授をうっかり殴ってしまったあとで、「やっちゃったー」とビールをぐびっとやるところがうけました
Commented by CaeRu_noix at 2009-02-02 00:25
SGA屋伍一 さん♪
意外っすか?ファンタジー系のキャラものは好きなんですってば。
ハリポタを観に行くのと同じような感覚なのですー。
2004年は、スパイダーマン2、ヴァンヘルシング、ヘルボーイーなど劇場鑑賞しましたぜ。
ヘルボさん、やさぐれ加減がいいですよねぇ。
物語世界の人々からは英雄視はされてなかったですね。町の人の反応は三流お笑い芸人に対してみたいな感じでしたもんね。
(ヒーロー性っていうのは本質ではなくて、世間の評価で位置づけられるものなのだとしたら、ヘルボは全然ヒーローじゃないですな。)

そうそうそう、部屋で2人がやるせない思いを抱えながら、ビールをかっくらう画ズラはとっても好きなところでした♪
こういうシーンがあったから、お気に入り度もよりアップー
私も彼らと一緒にビールを飲みたーい。
タグ氏はいい歳なんですかぁ。あのクネクネな動きに若さの秘訣があるのかもー。
ギレリー、歯車系好きみたいですね。小ネタがラブリーなのがやはりいいですよね。
私はやっぱりエイブがコンタクトを装着するシーンがドキドキ印象的でした。
あのサイズはどこで特注したんだろうーって興味津々。
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