かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『少年メリケンサック』
2009年 02月 22日 |
キャラでしょ。コネタでしょ。アンドロメダ。



アンドロメダおまえ♪きゃははー。もうもうもう、TELYA様サイコーでしたね。その前のユースケサンタ社長室のやり取りのシークエンスでは、ビミョウだなーって思っていたんだけど、TELYA様の登場によって、ああ、やっぱりクドカンはおもしれよなーって俄然ノリ気に。こういうびじゅある系なミュージシャンの人ホントにいたよね、何さんだっけ?ってな、かなりリアルを追求したパロディ加減が本当に面白ーい。アンドロメダアンドロメダ♪



『デトロイト・メタル・シティ』にかぶるような感じだったのがちょいと残念ではあったけれど。いやいやいや。あっちはメタルでこっちはパンクだし、あっちは青年で、こっちはオヤジBANDだ。あちらは、行きがかり上、嫌々ながら好きでもないジャンルの音楽で人気者になってしまったトホホな巻き込まれ型の物語なのに対し、こちらは自ら一念発起してアグレッシヴに突き進んでいく能動的なものなのだ。うん、全然違うじゃん。軟弱ものじゃないんだぜ。生き様がパンクなんだもーん。キム兄の顔はクローズアップのしがいがあるし。

蒼井優ちゃんは絶賛していても、宮崎あおいちゃんをどうも認められずにいた私。でもでも、今回の宮崎さんは、表情がくるくる変わってとてもいいじゃないですか。彼女はシリアスな役よりか、こういう元気いっぱいコミカルキャラの方がよくなくない?(NHKドラマなどは観ていないのですが。)今をときめくあおいちゅわんになりふり構わずの弾けたことをやらせちゃうクドカンのお茶目なイヤらしさに微笑んでしまうわけで。と、初めは、傍から気楽に、主人公かんなさんを眺めていたわけなんだけど、こんなに品がなくてタチの悪い手ごわいオッサンどもの相手をしなくちゃいけないなんて、仕事とはいえ、いくらなんでも大変ねぇって、すっかり応援タイセイに。

TELYA様には負けるけど、彼氏のマサルくんキャラも面白かったわん。大げさな人物造形なんだけど、こういうふうなしゃべり方で会話するアホカップルって、絶対実在するもんね。この手のネタって、TVのお笑い番組を日常的に見ている人にとってはとりわけ面白いものでもないのかもしれないけど、TVを見ない私としては、現存する人種を笑いのネタにしちゃうこういう感じはとびきり可笑しかったもの。明るい笑いにあふれているようで、容赦なくブラックなのがクドカン印。あおいちゃん主演映画でこれだもの。さすがのクドカンだよね。

仕事の時は中年オヤジどもを相手に奮闘しているかんなちゃんも彼氏のマーくんと一緒の時はでれでれ乙女なのーっていうをさんざんやっといて、最後にひっくり返してくれちゃうところは、予想外で爽快。かんながマサルにぶちきれる場面は感動すらしちゃったよ。安直にくだらない王道邦画だと恋も仕事も大成功!ではっぴーえんどを迎えるわけだけど、かんなさんの物語はそうじゃないところが愛おしいってカンジ。自身は回転寿司屋で働きながらも清々しい笑顔を見せてくれる。あのとんでもなオッサンどもにサクセスを掴ませたかんなさん、大成功です。ホントに10万サクセスですってば。
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by CaeRu_noix | 2009-02-22 23:59 | CINEMAレヴュー | Trackback(2) | Comments(6)
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Tracked from しぇんて的風来坊ブログ at 2009-03-01 20:40
タイトル : 少年メリケンサック
ドタバタ感がなんとも言えず、クドカンとかどうのというより、まあ昔のドリフの全員集合の感覚とそうは変わらずで、ちょっとした下ネタや、非健常者へのブラックな笑いも入れつつ基本線は笑いを取る映画。中年パンクが良くなっていく所と、かつての因縁が表出してくるところとかは、反映してよく表現されているというより、ネタとして続けるためであって、エンディングまでのストーリー展開が納得しきれるかと言うとそんなことはないようで、それでも許せるというのはキャストの選び方がうまかったのと、カンナ(宮崎あおい)の気持ち悪いかもの...... more
Tracked from だらだら無気力ブログ at 2009-03-05 23:26
タイトル : 少年メリケンサック
脚本家・宮藤官九郎の『真夜中の弥次さん喜多さん』に続く監督第2作に あたるノンストップハイテンションパンクコメディ。 ひょうんなことからおっさん4人組のパンクバンドと全国ツアーに出ること になったOLの奮闘を描く。OL栗田かんなには宮崎あおい、おっさん パ..... more
Commented by Minita at 2009-02-23 21:21 x
かえるさん、こんばんは~!
楽しい映画でしたね~。私、ツボにはまってしまい終始わらいっぱなしでした(笑)

確かに、今回の宮崎あおいはとっても魅力的でしたね。
ここまでやらせるクドカンも、それにきっちり応えている彼女も素晴らしかったです。
大河ドラマと同時平行の撮影でかなり大変だったみたいですが、
多分、この現場はすごっく楽しんでできたんだろうな~というのが伝わってきて。

TELYA様も笑いましたね~。
とある人にビジュアルそっくりだったもので余計に・・・w
あれはクレームはつかないんだろうか・・・・。
Commented by CaeRu_noix at 2009-02-24 01:09
Minita さん♪
面白かったですよねー。
邦画のコメディはビミョウなものも多いのですが、クドカンの笑いはバッチリつぼにはまりますわ。
宮崎さんもいろんな役をやっているとは思うのだけど、「ユリイカ」「害虫」あたりに始まり、暗い表情のシリアスな役柄のものばかりを私は主に見てきた感じで。
なので、今回はホントに、ほとんど初めてといっていいほどに、あおいちゃんったらやるじゃんって思いましたのです。
正反対の役柄を同じ時期の撮影でしっかり演じられる女優力はすごいですね。
クドカン映画の現場は確かにそりゃあ楽しそうー♪
そして、TELYA様はもうもう本当に素晴らしかったですよね!
おすまし顔がサイコーでした。
今もなお、「アンドロメダアンドロメダ」のピコピコメロディを思い出して、楽しくなってしまいますー。
そっくりなほどに真似されるのはきっと誇らしいことでしょうー??
Commented by kenko at 2009-02-25 18:15 x
>かんなさん、大成功です

まったくです。大成功です!10万サクセスです!

やっぱTELYAさまですよね♪
少年アラモードもけっこうツボだったんですけど。
GOAも良かった。

あおいちゃんのコメディエンヌぶりは素晴らしかったです。
表情やちょっとした仕草や動きや、やっぱデキる子じゃないとあんな風にはできない!
コメディのできる女優さんこそ、やるじゃんって思います。
Commented by CaeRu_noix at 2009-02-26 00:50
kenko さん♪
kannaさん、大セイコウです。十万サクセスでっす!
その成功もTELYAで会社が稼いだおかげですしね。
おやじパンクバンド映画で、まさかまさかTELYAさまのような宇宙人的スターに出会えるなんて予想外だったので大感激。抱腹ー
少年アラモードも笑えましたね。ぶりぶりらぶりーで。
真夜中のヤジキタに比べたら、登場人物は少ないのですけれど、みんないい味出してて楽しかったですー。
あおいちゃんは表情豊かで恐れ入りましたー。
「ガオー」が好きだったなぁ♪
そうそう、コメディもこなせてこそ、真の実力俳優だって思いますー。
TELYA様ドウガはっておこー
Commented by kazupon at 2009-02-27 13:36 x
かえるさん

クドカンのグループ魂や舞台をたまに観にいったりしてまして、
魂はライブなのにちゃんと完全台本があるらしいオモシロいもの
なんですけど、あおいちゃん主演ということもあって過激に
マニアックにならない(ウラネタは沢山しこんであるけど)映画に
なってるのがいいと思いました。
マサルくんのテープを社長が
一瞬で投げ捨てたのもほんとありそうなんですよね。バンドなんて
そもそも勘違いな目立ちたがり人が何かの偶然で売れてしまうというものがほとんどだし、「かつてバンド」なんて石投げたら3人にひとりは
そうじゃないかと(笑)あ、あたってしまった自分に;;
そういう意味ではこっぱずかしい映画でもありました。
よくわかってる人なので
個人的にはホントは「ブルースブラザース」のバンドみたいに
ホントはスゴイミュージシャンが俳優として演じてる映画を
作ってほしいなと思います・・。
Commented by CaeRu_noix at 2009-03-02 00:02
kazupon さん♪
グループ魂、おもしろそうですね。
台本のあるLIVEだなんて知らなかった。
マニアック風の題材ながら、ポピュラーに楽しめる映画でしたよね。
といいつつ、大衆をさほど意識はしていない、やりたい放題なネタも多かったような気がしましたが。w

わはは。バンドが売れるのって、たまたまラッキーっていう感じの方が多いんですかね。
うーん。実力なんて紙一重な感じですもんね。
一度はバンド活動をしたことがある人って本当に大勢いるでしょう。
私は高校生の頃、女の子バンドをやろうぜっていう企画だけ持ち上がったことがあったのですが、ちいとも実現に結びつきませんでしたわ。
男子はちゃんとギター買ったりして、がんばっていましたけどね。
kazupon さんは今でも演奏する機会があったりするんですよね。
スバラシイです。
パンクだと、ラフィン・ノーズなら、テープ1本あったかも。

私はクドカンというとまずはコメディなので、それほど音楽映画として素晴らしいものは期待していなかったのですが、確かにLIVEシーンなんかはモウヒトコエほしかったかもしれませんね。
スゴイミュージシャンが俳優として演じてる音楽映画、観てみたいですー。
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