かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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「カンヌ映画祭『監督週間』の40年をふりかえって」鑑賞メモ
2009年 04月 30日 |
東京日仏学院にて



貴重なフィルムたち。

『自由の代償』 Faustrecht der Freiheit 1974 西独
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
出演:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、カール・ハインツ・ベーム、ペーター・カテル

うらぶれた生活を送っていたフランツはある日宝くじで思わぬ大金を手に入れ、同性愛者の集まりに参加し、金持ちの美青年オイゲンと恋に落ちる。

『闇を見つめる羽根』 2003年 
監督:辻直之
(白黒、アニメーション 17分)

大きな羽根を持つ男と女(神)が、空を飛びながら子供をつくっている。

『一緒にいて(Be with me)』 2005 シンガポール
監督:エリック・クー

三人の物語が交錯していく。美人キャリアウーマンに憧れるしがない警備員。女子中学生の同性愛と破局。そしてテレサ・チャンという、二重障害を持つ老婆の実人生。

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『囚われの女』 La captive 2000 仏・ベルギー
監督:シャンタル・アケルマン
出演:シルヴィ・テスチュ/スタニスラフ・メラール/オリヴィア・ボナミ

マルセル・プルースト『失われたときを求めて』の一篇、「囚われの女」
パリの豪奢な邸宅に恋人アリアンヌと暮らすシモンは、アリアンヌの全てを欲していた。彼女を求める激しい思いが、シモンに彼女の後を追わせ、質問攻めにさせる。


『処女の寝台』 Le Lit de la Vierge 1969 仏
監督:フィリップ・ガレル
出演:ピエール・クレマンティ/ティナ・オモン/ズーズー

救済すべき世界の中で途方に暮れている苦悩するキリスト。黒衣を纏い、喪に服することを予示しているキリストの母親、ミニスカートを着て、妊娠している聖マリア、そして娼婦のマリー=マドレーヌ(マグダラのマリア)。


『サラマンドル』 La Salamandre 1971 スイス
監督:アラン・タネール
出演:ビュル・オジエ、ジャック・ドゥニ、ジャン=リュック・ビドー

ジャーナリストのピエールと脚本家のポールは、ある三面記事の事件をもとに映画の脚本を書くように依頼される。彼らは実の叔父を殺害した容疑者ロズモンドという女性に会いに行く。


『ワンダ』 WANDA 1971 米
監督:バーバラ・ローデン
出演:バーバラ・ローデン/マイケル・ヒギンス/ミルトン・ギトルマン

夫に離別され、二人の子供の親権もなく、職も失い、わずかばかりの小銭の入った財布の中身もすられ、失うものが何もないワンダの人生を縦軸に、行きずりの男たちと体を合わせるワンダがペンシルバニアの場末のバーで偶然に知り合った男と知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれ、逃避行を続けるという横軸が織り合わされる。
 エリア・カザンの妻で女優のバーバラ・ローデンによる処女作にして遺作。
この作品に惚れこんだイザベル・ユペールが版権を買い取りニュープリントでこの幻の傑作が甦った。

『たぶん悪魔が』 Le Diable Probablement 1977 仏
監督:ロベール・ブッソン
出演:アンリ・ド・モブラン、アントワーヌ・モニエ、ティナ・イリサリ

環境問題について議論する高校生のグループの中の一人の青年は、徐々に虚無感を募らせていき、グループから離れていく。

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坂本さんが「イキブキ」って言うのが気になります。

日仏でバッタリ出会うといえば、Jさんなんかと相場は決まっていたんだけど、こないだ高校時代の友達に遭遇してとても嬉しかった。彼女は4月からレッスンに通っているそうで。すみません。私はフランス語を習いに通っているんじゃなくて、映画を観に通っているんですがー。

次はアサイヤス特集ー。
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by CaeRu_noix | 2009-04-30 23:55 | CINEMAレヴュー | Trackback | Comments(4)
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Commented by えいはち at 2009-05-01 09:55 x
かえるさん、こんにちは。
ブレッソン好きなんですが『たぶん悪魔が』は未見です。
フィルモグラフィーでだけ知ってますが、なんか怖いタイトルですよね。
無差別殺人とかイヤな事件のニュースを聞くと、僕はこのタイトルを呟いてしまいます。
Diable Probablement…。
出来れば作品の内容、詳しく知りたいなあ。
Commented by manimani at 2009-05-01 22:00 x
いいなあ!毎度の事ながら鑑賞力!に驚きます。
ワタシの3ヶ月分くらいを平気で1週間で観てしまうのでは?

ファスビンダーのみ観ています。
アラン・タネールという名を久々に聞きました。
昔はシャンタル・アッカーマンて呼んでませんでしたっけ?
といろいろ思い馳せるのでありました・・・
Commented by CaeRu_noix at 2009-05-03 00:57
えいはち さん♪
ブレッソン、お好きですかー。
それはセンスがよいです。
私はまだ片手で数えるほどしか観ていなく、語ることもできませんが・・。
これは、とても意味深で惹かれるタイトルですよねー。
そのタイトルの台詞が登場するところは、印象深いシークエンスでした。
この世界の荒みを思うと、確かにこの台詞を呟きたくなるかもしれません。
これはDVDにもなっているらしいのでご覧になる機会があるといいですね。

墓地で青年の死体が発見され、彼がそういう末路にいたるまでが描かれています。
主人公シャルルは、環境保護運動にも宗教にも恋愛にも虚しさを覚えるばかりだったのでした。
ラルジャンに似た感じというウワサ。
Commented by CaeRu_noix at 2009-05-03 10:20
manimani さん♪
これは本当に貴重なラインナップでしたよー。
日本語字幕がないものもあって、内容をちゃんと把握できなかったりもしたんですが、映画としての素晴らしさは大いに感じられるものばかりで。
いや、3ヶ月分を1週間でことはないと思いますが、欲張りなもので、その機会にしか観られないものには、仕事休んでまで足を運んでしまう私ー

ファスビンダー主演作は初めて観たのですが、圧倒されるものがありました。
アラン・タネールは80年代あたりは何本か公開されていたんですかね。
以前には日本でも何とか公開されていたクラスのヨーロッパ映画が近頃は軒並み配給されなくなるっていう傾向が強くて哀しい限り。
昔はシャンタル・アッカーマンだったんですか?英語読み?
時々、アッケルマンみたいです。
シャンタルったら、素晴らしいですねー。
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