かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『ベルサイユの子』 Versailles
2009年 05月 18日 |
ギョーム・ドパルデューには破滅的なアウトローがよく似合う。

幼い息子エンゾを連れた若い母親のニーナはベルサイユ宮殿を囲む森で暮らす男ダミアンに出会う。



2008年10月に37歳で急逝したギョーム・ドパルデューの主演作。こう言ってしまうのはどうかと思うけど、まるで彼の死を予感させるような静謐な映画だった。当初私が、フランス映画の魅力に惹かれていったのって、こういう味わいがあったからだったのだよねってことを思い出すの。つまり、裏を返せば、一般受けはしなそうな作風ということ。明確な物語を求める一般的な映画ファン、銀座マダムズにはあまりウケそうにないタイプで、映画が終わるや否や、「なんかよくわかんなかったわねぇ」「それで?って感じよね」とおしゃべりを始めるおば様がたがちらほら。

でも、私にとってはギョームの出演する映画のセレクトはとってもセンスがいいと思うよ。父ジェラールはちょっと無節操なのに比べて、ギョーム出演作はアーティスティックな香りが漂うものばかりで、自身の俳優としての持ち味を理解しているのか、たまたまそういう作品を手がける監督・スタッフに愛されたということなのか、さすがのフィルモグラフィー。孤独だったり、破天荒だったり、彼にしか出せないような雰囲気を醸し出す役柄をこなしてきた、そんなギョームの姿を、もっともっとスクリーンで見続けたかったなぁって思いが残るばかり。

台詞が少なくて、説明的ではない映画なので、食い入るようにスクリーンを見つめてしまうばかりなのだけど、言葉が行き交わないことが少しも退屈に感じられないほどに、その映像の美しさに魅了されるのだった。脚本家出身で長編初監督作だというのに、静かなる空気感を徹底した表現は素晴らしいなって。それは撮影監督の技術、センスも大きいに違いない。本作の撮影を担う Julien Hirsch は『レディ・チャタレー』でセザール賞撮影賞を受賞した実力カメラマンで、JLGの『アワーミュージック』をも撮っていたことを知って大いに納得。

夜の闇とそこに揺れる炎の美しさが印象的で、火に照らし出されるギョームの表情のクローズアップがとてもいいのだよね。夜のパリで美しく輝く光といえば、街のイルミネーション、散りばめられた電灯の明かりであることが常なのに。そんなきらびやかなパリの街から20キロほど離れているに過ぎないのに、この森では、ひんやりとした真っ暗な闇の中に、焚火の炎がとても美しくあたたかくそこに浮かび上がっているのだった。少し暗めと感じられる自然さに味わいがあるの。

17世紀にはフランスの栄華を誇ったベルサイユ宮殿のすぐそばで、21世紀の高度文明社会に生きる人間が、原始に立ち返って火で暖をとっているのだから、何とも皮肉なものだよね。ベルサイユの貴族の贅沢に対しては、民衆の暴動が起きたわけだけど、この現代社会においては、糧に困るほどに生活能力がないのは、半ば自己責任でもあったりするから、奮起する矛先もないままに、森で原始的な生活をするホームレスがいるのだった。そんな人たちを高見から批判するのはたやすいけれど、一度道を外してしまうと元の軌道に戻るのは簡単なことじゃなく、投げ出したままでいることを選んでしまうのもわかるんだよね。ニーナが幼い息子を置き去りにしちゃうのは酷いことではあるけれど、そうしなければ自分が完璧に立ち直ることはできないと感じたのも理解できるし。

ドロップアウトしてしまった1人の男、森で焚火をして暮らしていたダミアンが、置き去りにされたエンゾの保護者の役目を担うことになるというのはとても興味深い物語。自分の生活なんてどうにでもなれと思っている自暴自棄な人間だって、未来あるか弱き子どもにずっとホームレス生活を続けさせるべきだとは思わない慈愛の心と責任感をもっている。エンゾとの出会いがあって、音信不通だった父と再会を果たし、労働をするようになるというくだりには嬉しくなる。抱え込んでいた鬱憤をぶつけるかのように、力強くガンガンと壁を壊す作業をするダミアンのその姿が少し感動的だったな。

ダミアンのような男が父親代わりでい続けられるはずはないということを彼自身もわかっていて、でもとにかく、ちゃんとした教育と生活をエンゾに与えなくちゃいけなくて、本当の母親が行方不明である以上は、施設送りにするよりも、父とそのパートナーに委ねるのが一番じゃないかと思ったのだよね。現実生活の厳しさを身に染みて知っているダミアンらしい選択。7年という年月は幼い子どもにはちょっと長すぎるんじゃないかとも思うけど、再会のシーンにはやはり嬉しくなってしまうの。

それにしてもダミアンは、あんなふうに突然姿を消してしまい、エンゾの前ばかりでなく、観客の私たちに対しても、二度とその姿を見せてくれなかったことにドキリ。それがダミアンという男なのだろうけど、今は亡きギョームがそんなふうにスクリーンから忽然といなくなってしまうのは何とも寂しいなぁ。映画としては、それがまたオツなんだけれど。そう、孤独な世捨て人が子どもと出会って父性をのぞかせるヒューマンドラマな一面をもちながら、ちっともベタじゃないフランス映画らしい静かな味わいがとてもよかったな。
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by CaeRu_noix | 2009-05-18 01:17 | CINEMAレヴュー | Trackback(9) | Comments(12)
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Commented by シャーロット at 2009-05-20 21:56 x
ぼんそわ♪
へー、撮影監督ってレディ・チャタレーのお人でしたか~。映像はホント美しかったですよね。そうそう、炎の色合いが素敵で。オレンジ色の灯りって表情をとても美しく見せるように思います。ニーナとの一夜もなんだかとてもろまんちっくに思えたし。
ギヨームもこういった個性的な役柄がぴったりはまりますよねえ。
そうそう、最後は「靴の紐が…」なんて言ったっきり出てこなくなっちゃうし。母との再会があるなら父は?なんて少し期待したのに。でもこういうラストがいいんですよねえ;好きなんですよねえ;
エンゾも可愛かったし・・・母としてニーナにも心より添いながら見る事も出来たのでラストはホント泣けちゃいました;;
Commented by CaeRu_noix at 2009-05-21 22:08
シャーロットさん♪
レディ・チャタ同様、森が美しく映し出されていましたよね。
そして、本作では、闇+炎に心掴まれ。
セザール賞なチャタレはもちろん、ごだるおじの『愛の世紀』、『アワーミュージック』を撮った人っていうのがまた輝かしくー。
多くの映画は、電灯のない時代の夜が舞台でも、当然のことながら実際より画面は明るいものだと思うんですけど(オペラ座の怪人、地下なのに明る過ぎ!とかーw)、本作は画面としては暗すぎるほどに、自然な深い闇がそこにあってとてもよかったなぁって。

「靴の紐」って言った瞬間、そのスキに去る気だなってすぐ思ったんですが、それにしても、もう一場面くらいは後でダミアンの登場シーンがあると思いますよねぇ。
ま、思えば、序盤もしばらくはニーナとエンゾだけが描かれていたわけで、最後も母子で終わるというのはオツかも。
ダミアンの父のことなんかを思うと二重に複雑な気持ちになるし、あまり大きくなり過ぎると母を受け入れなくなる可能性あるから、もっと早く迎えに来るべきじゃないの?と思ったりもしました。だから、私はラストに関しては感動というより、拒絶しなかったことに安堵でした。
Commented by mchouette at 2009-05-25 10:40
かえるさん TBありがとう。
以降のレビューみていてもさすが!大阪では今から公開の作品がずらり。どれも私がチェックしている作品と重なるわ!
さて本作、私はあえて触れるのは避けて内容にシフトした感想にしたんだけど…
やっぱリギョームだよねぇ!
「ポーラX」でスレンダーな裸体を披露し、まだナイーブさが漂う青年だったけど、父親の凄みも備わってきて…惜しいよね。でも映画の中であの長身で義足は辛いだろうなって、映画とは違うところでも胸が痛んだわ。
古典的なストーリーを踏襲しながら、現代社会の闇を浮き彫りにしていて、それぞれの眼差しが交わることなくすれ違う。痛い作品だったわ。
Commented by CaeRu_noix at 2009-05-25 22:22
シュエットさん♪
今月はフランス映画祭の上映作の一般公開時期という感じで、フランス映画比率が高いのが嬉しくー。

やっぱりギョームなんですよねー。
主演俳優が先にあって脚本がアテ書きされたはずはなく、普通に先に語るべき物語があったのであろうはずなのに・・・。
現実のギョーム・ドパルデューという俳優とダミアンがリンクする部分が多くってドキドキせつなくなっちゃいましたよね。

『ランジェ公爵夫人』のフライヤーの風貌はジェラール父かと見まごうほどでした。
ギョームの方が端正な美しさがある気がしますが、ホント、父の風格、凄味ってものがそっくり受け継がれていましたよねぇ。
本当にいい俳優になったのにー。うー。
ああ、そうですね。長身だと余計に義足の不自由さを感じさせますね。

私はそんなに物語が古典的とも思わなかったんですけど、確かに、父性のめばえなんてのはよくあるパターンですよね。
でも、現代社会問題視点でホームレスをこういうアプローチで描くというのは、わりと目新しいものでした。
かつてならば、素晴らしき放浪者的にもっとほのぼのとしたキャラクターとして描かれた気がするのに、彼らはとても苦しく寂しい存在でした・・。
Commented by ぺろんぱ at 2009-05-26 21:49 x
かえるさん、こんばんは。

やっぱりご覧になっていたのですね、かえるさん。
本作、ネット上で“割と薄い評”を受けていたのが意外なほど、私は心に残りました。
落とし所が見える類の単純な物語じゃなかったことも良かったです。

森の中で炎の揺らめきを前に語られる幾つかの言葉に、観念的なものさえ感じました。
あの森での、エンゾを巡る幾つかのシーンが印象的でした。

そして私も、物語の中で突然消えてしまったダミアンにギョームの人生を重ねて観てしまったのですが、実は私は(おそらく)ギョーム・ドパルデューの出演作品はこれが初めてだったように思います。
とても惹かれたのに、それが遺作だなんて・・・やるせないです。
Commented by CaeRu_noix at 2009-05-26 23:13
ぺろんぱ さん♪
もちろん、私が本作を観ないはずはありませーん。
フランス映画は大概観ますよん。ホラー系は見送りますけど。
フランス映画祭で観ようかなとも思ったのですが、ゲストにギョームが来るわけでもなく、一般公開を待ちました。
これはシネコン向きじゃなかったから、待ってちょうどよかったし。

ネットでは薄い評でしたか。私はそんなにあれこれの評・感想を読んだわけでもないんですが、物語的に腑に落ちない・・・っていうような感想を見かけました。よくなくはないんだけど、しっくりきて感動したっていう人は少ない印象・・・。
そんな中、ぺろんぱさんには気に入ってもらえて嬉しいですー。
スッキリ納得、めでたしめでたしな着地、とはいかないところがいいんですよね。やはり。

そうですね。焚火を囲んでの語らいは哲学的なものでした。
全体的には台詞比率がそう高くない映画だっただけに、いくつかの言葉達がとても味わいを感じさせてくれましたねぇ。
彼らの姿も炎の明るさとともに目に焼きつき。

彼がもうこの世にいないなんて悲しいですよね。
せっかくぺろんぱさんに好きになってもらえたのにー。
この後の出演作も日本公開されるといいのですが。
Commented by mi10kuma at 2009-06-19 19:24
本日最終日、滑り込みで観賞しました!(私、最近そういうのが多いかも)。もう、好きでたまらないです、この作品。好きな度合いからいったら完璧な『スラムドック...』より、です。なんだかリアルな作風がケン・ローチがフランス人になって撮ったような気もします。ゆっくり感想を書きますのでその時は使い慣れないトラバ(笑)しますね。
Commented by CaeRu_noix at 2009-06-20 01:44
シリキさん♪
それはよかったですー。最終日滑り込みせーふ!
それでもって、ばっちり気に入っていただけて本当によかったですー♪
いやー、いいですよねー、これ!わかってもらえて嬉しいなー。
そうなんです。ラストの感動の大きさだとか、全体的なエンタメな楽しみ度とかでいうと、スラムドッグは高得点なんだけど、本当の意味で好きな映画といったら、こういう美しく静謐なタイプだったりします。
なるほど、ケン・ローチにかぶるものがありましたかー。
人間を軸に社会問題を描くっていうアプローチは通じるものがあるかもしれませんね。
それでいて映像・空気感は、ローチよりもしっとり詩的かなって。
トラバもお待ちしてまーす。
Commented by mezzotint at 2009-08-03 19:31 x
かえるさん
今晩は☆彡ようやくこちらでも公開されました。
ギョーム・ドパルデュー、良かったです。素晴らしい役者さんなのに
残念です。エンゾに「靴ひも」を結ぶようにと告げてそれっきり
姿を見せなかったのが印象的でした。ハッピーエンドで締められなかった
ところはこれで良いと思いました。エンゾ役のマックス君、デビュー作
とは思えないくらい素晴らしい演技でした。
Commented by CaeRu_noix at 2009-08-04 01:44
mezzotint さん♪
ご覧いただき嬉しいです。上半期のマイベスト2ですもの♪
私も最近、これの予告編を見る機会がありまして、ギョームの存在感にしつこく魅了されたのでした。
また観に行っちゃおうかなー。
本当に、靴紐結ばせて消えちゃったダミアンのように、ギョームが世界からこの去って行ったことが、映画鑑賞中に寂しく感じられましたよね。
ラストも人によって受け取り方が違ってくる感じで、またよかったです。
最近、映画に登場する子役がどの子もみんな素晴らしくかわいい気がするんですが、エンゾくんはその中でも飛びぬけて天使ちゃんでしたー♪
Commented by marikzio at 2010-08-05 10:16
CaeRu_noixさん、こんにちは!
かなーり前に、クリストフ・オノレの絵本の話題にコメントを頂いた、marikzioです。お久しぶりというかはじめまして、というべきか。

ようやくWOWOWで、この作品を拝むことができました。少年の元を突然去って行った母親もダミアンも、決して彼を見捨てたのではなく、その時に自分がしてやれる一番いい方法として選択してるのですよね。
私はダミアンが法的に少年の父親に慣れたことを心から喜んでいる顔が印象に残りました。でも、結局はアウトローでしか生きられない自分の現実にぶち当たってダミアンは家族の前から姿を消す...。
私もこのラストシーン、大好きです。フランス映画らしい、曖昧な、蒸発するような終わり方ですけど、そのあやふやさがまたいいんです。

初めて見るギョーム出演作だけに残念でならないです。
Commented by CaeRu_noix at 2010-08-06 01:08
marikzio さん♪
お久しぶりです。訪問ありがとうございますー。
もちろん、憶えておりますよ。

ご覧になりましたかー。
そうなんですよね。生活を立て直すために彼女としては必要な選択、決断だったと思います。
先日の大阪の事件、母子家庭の若い母親がネグレクトで二幼児を死なせてしまった事件の報道を目にして、いくつかの映画のことを思い出したのですが、本作のこともふと参照したのでした。
大阪のその人にも、ダミアンみたいに預けられる人がいたらよかったのかもなーなんて。
とはいっても、実の母親にだってままならない子育てを、赤の他人の持たざる男性が持続できるものではありませんよね。
手放すことは時間の問題だったのだろうけど、責任をもって最善を尽くしてくれたことに打たれますよね。
これは本当にフランス映画らしい、大好きな映画なのです。
ギョームは本当によい俳優ですしね。
機会ありましたら、ギョーム出演作、他にもぜひご覧くださいねー。
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