かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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(映画を見るのにいそがしくてブログはもう)
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『おと・な・り』
2009年 06月 08日 |
ろまんちっくでいい雰囲気の映画だったけど、気に入らなかったことを中心におおくりします。
岡田はカッコイイよー。

カメラマン、フラワーデザイナー、カナダ、フランス



ジャニタレ主演作ってどうよ?っつぅ気持ちは常にあるんだけど、キムタックンが王家衛監督作やトラン・アン・ユン監督作に出演したり、二宮くんがイーストウッド監督作に出演したりしているものだから、決してコバカにはできないのである。(『ハイティーン・ブキ』の頃とは雲泥の差ー)そして、V6デビューの頃は若い3人(何セン?)の方が注目度が高かった気がするもので、是枝監督作の『花よりもなほ』で初めて、私は映画俳優岡田准一のカッコよさに気づいたのだった。遅くてすまない。そして、岡田出演映画はやっと3本目。劇場鑑賞はたぶん初。

岡田くんのステキさは私も認めるよ。でもさ、初日舞台 挨拶付きチケット400枚を目指して、5000人以上がつめかけたなんていうニュースを目にすると、これはやはり私が観る映画じゃないのかもしれないよなとも思った。しかーし、2006年の邦画のマイ・ベスト1が『虹の女神 Rainbow Song』だった私としては、熊沢尚人監督作は一応チェックしなくちゃなのだ。まぁ、『虹の女神』がよかったのは、プロデューサー岩井俊二によるところが大きいと思うので、それほどの期待をしたわけでもないんだけどね。

そんな具合で半信半疑に味見。うーん、なかなかいい雰囲気のロマンチックなラブストーリーで、好み系の路線ではあったけれど、やっぱりツッコみたいポイントも多くて、丸ごと好きにはなりきれない映画だったなぁ。ナチュラルな空気感のある演出は結構よいかなって思ったんだけど、やっぱりちょっと出来すぎなストーリーだよね。一度や二度のありえない感には目をつぶるけど、あれもこれもありえないーって思うばかりでこの脚本は私としてはOUT。でも、岡田くんはとにかく麗しいし、主人公の二人の思いに共感もできるし、大半はこの等身大ストーリーを楽しむことはできたのだけどね。引っかかりポイントが多数あったので、どっぷり浸りきることはできなかったものの。うん、結局、物語設定がちょっとTVドラマっぽいかなぁ?(って、最近のTVドラマを知らないのだけど。)

「生活音」という切り口は素晴らしく好みなんだけど、実際問題、自分の部屋で生じた音がこんなにクリアに隣の部屋に聴こえちゃうなんていう状況には耐えられないって思う。聴こえるよりも聴かれる状況に気が滅入っちゃって、部屋でくつろげない、何もできやしないってば。貧乏学生なんかならともかく、それほどに生活に困窮しているわけでもない、フリーで都会的なライフスタイルの二人が何故にこんなに壁薄住居に住んでいるのかなぁって。主人公の二人はわりと繊細なキャラクターっぽく設定されているわりに、聴こえ聴かれることに対してはとても大らかだなぁって。大らかといえば、押しかけて来た友達の彼女を受け入れちゃう寛容さには驚嘆。というか、受け入れる彼があり得ないと思う以前に、いくらなんでも、面識もない彼氏の友達の部屋に勝手にずかずか上がって、泊まり込んじゃう非常識な女なんていないと思った。彼女の振る舞いにイラっとくる以前に、こんなありえない行動をエピソードに組み込んじゃう脚本がやっぱり好きじゃないってことね。

ありえないと言っちゃったら、そもそも隣人が岡田くんなカメラマンの聡であることがまずありえないよねぇ。そんなステキなステキな彼に彼女がいないなんて全くもってありえないし。そもそもがありえないというのに、実は彼は・・・なんて展開には苦笑いせざるを得ないのだ。いやー、それって、すごーくロマンチックでベリーハッピーなんだけどね。偶然にもほどがあるぜ。それは運命だというのだろうか。そういう設定にするにしても、もっとうまい紐解き方はなかったのだろうか。いや、やっぱりその設定が出来すぎて興ざめだ。ラブストーリーにおける偶然については、クロード・ルルーシュのようにお願いしたいところ。

音がウリの映画の割に、音づかいがイマイチだったような。隣の部屋から壁越しに、レッスンするフランス語が聴こえてくるという場面がスクリーンに映っているのに、その声や音は、明らかに壁なんて存在しない状況での響き方だったよね。もっと工夫して録音してほしかったな。珈琲豆を挽く音など特定の音をフィーチャーするばかりで、ピックアップから漏れた自然音はそれ相応に聴こえてこなかったような。というわけで、耳を澄ますより、ひたすら岡田くんのビジュアルを堪能すべしなのだ。麻生さんの声はわりと好きかも。

でも、麻生さん!あなたの飲み物は珈琲じゃなくてよ。シオシオミロでしょ。
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by CaeRu_noix | 2009-06-08 23:54 | CINEMAレヴュー | Comments(4)
Commented by kaka_o00o2 at 2009-06-11 10:11
うぷぷっ(笑)
なんだか逆に見たくなっちゃいました。すごく気になるレビューです。
私、岡田くんイマイチ苦手なんですけど、「虹の女神」はとても好きだったし。
今日は仕事が早く終わったら「夏時間の庭」見に行こうかと思ったけど「おと・な・り」行っちゃおうかなあと真剣に検討中。

Commented by CaeRu_noix at 2009-06-12 08:07
kaka さん♪
うっぷっぷ。
きゃー、嬉しいような悲しいようなー。
『夏時間の庭』は劇場鑑賞必須でござりますー。
でもね、本作もいいっすよ。
胸キュンロマンチック・ストーリーですので、ノれればしめたもの。
インスタント沼を先に観てしまった者にとっては、不器用に生きる麻生さんキャラが嘘っぽく見えちゃったりするという問題があるんですけどね。
のれなかったら、んなわけねーだろ!と突っ込んで楽しむことができます。
「風をあつめて」は合唱曲向きじゃないでしょうーとか。
フランス留学直前に実家に帰ることも未定だったのに、友達もいなそうなのに、あの部屋の荷物一式はどこへ行ってしまったんだろう?
インスタント沼のへんな処分屋さんをまた使ったのかなぁとか疑問点は尽きずー。

岡田くんはルックス的には好みじゃないし、TVで観ていた頃は全然関心がなかったんですけど、『花よりもなほ』でその魅力に気づいてしまったのですよ。
イケメン映画俳優としての存在感はかなりいいんじゃないかと思えます。
たまにしか観ないからそう思うのかな。
そういう意味では見飽きているキムタクなんかは、ルックスは基本好み系のはずなのに、演技する姿に魅力を感じないー
Commented by sally at 2009-06-16 01:05 x
かえるさん、お久しぶりです♪
TBの仕方を若干忘れていたあほなsallyです、こんばんは。爆
あ、でもうまく反映できないみたいなのでまた今度・・・

私は岡田くん昔からわりと好きだったんですけど、
しかしつっこみどころ満載でしたねん。笑
思えば、二人にはお互いの他にも反対側のおとなりもいるはずなのに、
その存在は無いものかのようにされている事実。ww
あれほどの筒抜けアパートでは反対側も気になるだろうに。
ふーたりのーためーせーかいはあるのー。
な感じでしょうか。
そしてかえるさんのコメントで、確かに筒抜けなのを分かっていながらフランス語会話に勤しむ彼女は一体、何を聞かせたいのか。
でも岡田くんはかっこいかったので、それで良しとします。(←)
お久しぶりなのに内容の無いコメントですが、またお邪魔しますね♪
Commented by CaeRu_noix at 2009-06-16 23:20
sally さん♪
ごきげんようー。
岡田くん映画に映えますよねー。いいっす♪
淡々と日常を描いているドラマなんだろうと思って観たところ、あれやこれや劇的にドラマチックでビックリしました。(笑)

そうそう、私もそのことを考えたんですよ!
2人の部屋はちょうど真ん中くらいに位置していたようなので、逆側のお隣さんもいるはずなのに~。
留守がちなのか、えらく物静かなお隣さんなのか・・・
壁際というほどでもない位置でコーヒー豆を挽く音が聴こえるのであれば、ありとあらゆる音は筒抜けですよね・・
あな怖ろしや。
おならとかできませんがな。
フランス語会話の練習も絶対他人には聞かれたくないと私は思うのだけど、彼女は発音に自信ありで聴かせたかったのかしらー。
半鼻音とか得意そうー。
と、おかしなところを探して楽しむこともできるからOK!
池内よりも岡田の方がフォトジェニックー

私もまたおうかがいしまーす。
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