かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』
2009年 06月 10日 |
こってり濃厚ー。

デリーの繁華街チャンドニー・チョークの路地でチャツネを売っていた料理人シドゥは、ある日、中国の戦争の英雄の生まれ変わりだと言われ・・・。



ボリウッド、バンザーイ。インド映画って、アメリカ映画よりもたくさん作られているにもかかわらず日本で配給されることがとんと少なくて寂しい限り。インド・ミュージカルって、めちゃめちゃ楽しいのにねー。『マンマ・ミーア!』みたいなミュージカル映画をシネコンで全国展開する枠に、少しだけでもボリウッド・ムービーが顔を出す余地があったらどんなにいいかって私は思うのだけど、日本人にポピュラーに受けるタイプじゃないかなぁ、やっぱり。せっかくの貴重な一般公開作品の本作も今週いっぱいで終わっちゃうらしいしね。長尺だから、1日の上映回数が少ない上に、2週間ぽっきりかー。

本当は私がめっぽう好きなのはあくまでもミュージカル。だから、インド人が何故か中国へ行って、カンフー・マスターっていう物語にはそれほどには惹かれない。ギャグもなんだかくだらなそうだしね。それでも、やっぱりインドな映画は劇場体験しなくちゃなのです。はじけまくりのエンターテインメントだもの。いやいや、ホント、楽しかった。でも、ちょっと長すぎるよねぇ。ボリウッドものは長尺なのがお約束なのだから、そこを問題視しても仕方ないんだけど、長さを3分の2に縮めたら、マジで完成度がアップすると思うんだけどなぁ。というわけで、時折早送りしたくなったりもしたけど、総じてインド映画ならではのパワフルな面白さを満喫。

やはりカンフーがメインということで、ミュージカルシーンはそんなに多くなかったのが残念だったけど、ここぞっていうミュージカルな場面は衣装もあでやかでエキサイティング。今回は中国舞台ということで、バックで踊っているのがチャイニーズな容貌の人たちだったのが何か奇妙だったけど。(濃い顔のインド人だから、突然ミュージカルも自然なんだけど、中国人がこういうリズムで踊っている姿はちょっと異色。)とにかくボリウッドものは音楽がノリノリで素晴らしいので、ダンスシーンが少なめでも、音楽が流れる場面が最もエンタメ気分が盛り上がったな。リズムのある高揚感が大事。

笑いの方もなかなかのもの。ギャグは古典的でくだらないっちゃーくだらないんだけど、そのテンションの高さと勢いについつい顔がほころんでしまうの。真剣に道理を追求したら、ツッコみポイントは限りなくあるんだろうけど、こんなにふざけた設定で当り前のように物語を展開しちゃうそのパワーに丸めこまれてしまうのだった。壮大なるアホアホパワー。日本人としては、インド人はインドでドラマを展開してくれた方が嬉しいのだけど、万里の長城でカンフーっていうのは、欧米人ウケしそうなネタということなのかしら。北条って、日本人? 

カンフーもいいんだけど、ミュージカル×シリアス・ドラマなインド映画もぜひぜひよろしく。この監督の『たとえ明日が来なくても』は素晴らしい感動作だったのに、多くの人に鑑賞機会がないのはもったいないな。
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by CaeRu_noix | 2009-06-10 23:59 | CINEMAレヴュー | Trackback(2) | Comments(0)
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