
冒険旅行仲間の6人の女たちがアメリカのアパラチア山脈奥地の地下洞窟に入る。
ラフティングを楽しむ女たちを川岸で見守る男と子ども。男はそれを傍で見守り、体を張って激流のスリルを楽しむのが女たちという構図がパターン通りでなくて不思議だったのだけど、どうやらこの女たちは冒険が好きで、こうやって集まってはアクティビティを楽しんでいるらしい。体力に自信アリのタフな女6人。
冒険的なものに惹かれるという気持ちはよーくわかる。危険を承知の上で、チャレンジしてしまいたくなるものだよね。でも、洞窟になんて入りたくなーい。どうせ危険でしんどいのなら、登山でもして山頂の爽快感を味わいたいなー。暗くて狭い地底の洞窟に入るなんて恐ろしすぎる。何も起こらなくたって激しく不安。更に不安感を煽るのは、女6人というメンバー構成。もちろん彼女達はそこらの女たちとは違う登山家、冒険家であり、体力も機転もチームワークも優れているのだろうけど。男だけのグループよりも圧倒的に不安で、いつヒステリックにエゴがぶつかり合うことになるかとハラハラ。
こんなに狭い穴を這って移動したり、全身泥水に浸かったりという過酷な行程なのに、みんながグローブをはめているわけでもなく、リーダー格の彼女ですらノースリーブだし。数メートル進むごとに傷だらけになりそうで何かが起こる前から体中が痛くてつらいー。崖の向こう側に渡らなくちゃシークエンスは最もハラハラドキドキさせられた。そんなスリルあふれるデンジャラスな洞窟の冒険過程を、臨場感いっぱいに撮ったスタッフの仕事ぶり、俳優達の過酷な体当たり演技はほめたいところ。
でも、全般的には手に汗にぎるドキドキ感と恐怖が持続したわけでもなかったかな。誰しもに起こりうる状況がサバイバルものとして描かれる方がハマれるのかも。女6人の洞窟探検は身近なものじゃないせいか時折傍観。ところどころギョッとさせられる場面はあったものの瞬間の驚きに過ぎず、恐怖の渦に巻き込まれるほどでもない。序盤の「トゥームレーダーじゃあるまいし」というような台詞はシャレで使われたのかと思いきや、土壇場の彼女達の闘いぶりはアンジー、ミラジョヴォ並に強いもんだから、つい冷めちゃう。あの白い生き物はすごく不気味で恐ろしかったけど、こういう機敏な動きのヤツが登場するとエンタメ・ハリウッド映画テイストが広がり、怖さも和らいでしまう・・・。
慌てて乗り込んだ車のナンバーにまかれていたロープはよかった。こういう見せ方の方がいいのにね。ラストはサイレントヒルちっく??
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のヤミクロもこんな感じ?ゼムクリップをもっていけばよかったのかもー
The Descent 2005 イギリス
監督.脚本 ニール・マーシャル
出演 シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー
隣の評論家さんと一緒に見ました。ホラー慣れしている隣の評論家さんはさほど怖がっている様子もなくて、それよりも予告編の『ナチョ・リブレ』のジャック・ブラックに嬉しそうに反応していたのが印象的でしたー。

ショーナ・マクドナルド主演 サラは ラフティングを楽しんだ帰路 夫と娘を交通事故で失います そんな彼女を慰めようと 5人の女友達が洞窟探検をする計画を立てます 装備を整え 山奥の洞窟へ入って行きます 洞窟探検の洞窟は通常ガイドブックに載っているのですが その洞窟は未だ一度も人が入った事の無い 無名の洞窟だったのです 狭い道で 突然岩崩れが起き 帰り道が塞がれてしまいます あとは 他の出口を探し洞窟を脱出するしかありません その時 岩陰で何か生き物の様な物が動いたのです・・・・・ 洞窟内のス...... more


サラ(シャウナ・マクドナルド)は交通事故で夫と娘を一瞬にして亡くす。 それから1年。 そんな彼女を励まそうと年に1度の女性だけの冒険旅行に誘う仲間たち。 アパラチア山脈のチャトゥーガ国立公園内の洞窟探検。 しかし彼女達が実際に足を踏み入れたのは予定とは別の前人未到の洞窟だった・・・。 冒険出発前夜。 ロッジでの女性同士の会話。 誰も陽気で楽しげでこういう女性特有のはしゃぎっぷりを久しぶりに垣間見て 懐かしい気持ちになった。 女性だけの楽しいおしゃべりと笑い。 こういう楽しさ...... more

ヤバいくらい怖かった~!! なーんて言ってみたかったんだけど、、、、。 去年の夏、イギリスで公開されヨーロッパ全土にその衝撃が広まったという 2006夏、日本上陸ということでかなり楽しみにしてたホラー☆ これはただのホラーやスリラーとは全く違う、 見るものすべてを恐怖のブラックホールへと叩き込む 究極の絶叫アトラクションムービーである。 と宣伝文句にはある。 TVCM、劇場予告、チラシ、あらゆるにも目をそらし、 できるだけ怖さを味わうためにわざと一人で試写会へ。。。。{/face_nika/} 最...... more

あれっ、確か、ホラーって聞いていたはずなのに、洞窟(ケイビング)を舞台にしたスリリングなアドベンチャーものなんじゃないの? 映画の前半部分を観た印象はそんなものでした。ところが後半になると、やっぱり……。... more

観光地化されている洞窟に行った事があるけど、 未知の洞窟なんて、絶対に足を踏み入れる気なんてしません(笑) この映画のように、来た道が塞がって、入ってきた入り口に戻れない状況下で、 あるか解らない出口を求めて洞窟をさ迷うシュチュエーションだけで、勘弁して欲しいです。 途中、ある展開で、ちょっとはB級らしさがでてきて、 少しだけ気楽に観れるようになったんですが、でも、この映画・・・非常に怖い映画でした。 とりあえず、この映画の教訓として、 ・ 精神が安定しない時に洞窟探検しない事。...... more

公式サイト シネセゾン渋谷、公開4日目初回です。 シアター(221席)、20分前に到着ー!! 既に列が出来ていましたが、5番目でござります。 入場者数は、1-2割といったところ。 この手の映画が好きな男1人者が多か... more

映画館で、出演:シャウナ・マクドナルド/ナタリー・メンドーサ/アレックス・リード/サスキア・マルダー/マイアンナ・バリング/ノラ=ジェーン・ヌーン/オリヴァー・ミルバーン/モリー・ケイル/レスリー・シンプソン/クレイグ・コンウェイ/脚本・監督:ニール・マーシャル/作品『ディセント』を観ました。 ●感想 ・以前から気になっていたので、映画の日に観に行ったのですが、18:40からの回にも係わらず立ち見が出るほどの人気にビックリ致しました。私と同じで皆さん、この作品を映画の日に観る為に取って...... more

地下3000メートルの洞窟に閉じ込められたら 狂気に陥ってもおかしくない・・・ CAST:シャウナ・マクドナルド/ナタリー・メンドーサ/アレックス・リード/サスキア・マルダー/マイアンナ・バーリング 他 ■イギリス産 99分 最初の交通事故はちょっと「デッドコースター」っぽかった。 もしかして死神のせい!?とか思っちゃったりして(笑) 前半まではスリリングでハラハラもんで良く出来たホラー映画と思ってたんだけど・・・。 主人公が挟まったり、綱渡りとかドキドキもんよ。 でもでも後半へんちくりんな...... more

監督:ニール・マーシャル 出演:シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー 評価:78点 公式サイト (ネタバレあります) でた! でました地底人! 地底生活に適応して進化した彼らは、音を頼....... more

女性だけの探検隊が洞窟に閉じ込められ、闇の中で恐怖に支配されていくさまを描いたショッキング・ホラー。 出演は「リトル・ランナー」のシャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、「アラクニッド」「S.A.S.英国特殊部隊」のアレックス・リード、サスキア・マルダ...... more

「ディセント」★★★☆オススメ(恐怖映画好き限定) アレックス・リード、 オリバー・ミルバーン 主演 ニール・マーシャル 監督、2006年イギリス 冒頭から何かが起きそうな、 うまい見せ方、 そして事故が起こってしまう、 ギョエーと目を逸らすしかない。 そ...... more

今日は、映画『ディセント』を観て来ました。数ヶ月前に別の映画を観に行った時にもらってきたチラシを見て興味があったので。 かなり恐いと書いてあったのですが、なるほど・・・ねぇ。cave探検に出かけた女性6人が洞... more

イギリス発アドベンチャーホラー 冒頭、いきなり顔面崩壊の残酷な交通事故という悲劇から始まり・・・。 それを伏線にして、賑やか女6人が洞窟探検という自ら危険な目に遭いにいく・・・。 前半はたいして大きな出来事があるわけでなく、ただ洞窟内の暗さや狭さだけが強...... more

これまでたくさんのホラー映画を観てきたけど、恐怖度は私が記憶している中では5本の指に入るね…、これ(^。^;) 高所・閉所・暗闇…そのいずれも、私の恐怖心を駆り立てるものなんだもの。 さすがに冒険好きなメンバーだけあって、装備は万全だし、筋力も素人とは思えな...... more

「ディセント」(2005) みなみ会館にて行われたホラーのオールナイト、4本目。やっぱりオールナイトはホラーに限る。最後までテンション上がりっぱなしです。本作は、上映当時にイギリスで一大センセーションを起こした新感覚ホラー。まさに人間の極限状態を描いた、恐怖の体験。 自動車事故で夫と娘を亡くし、一年経ってもそのトラウマを拭い去れないサラ。友人たちは彼女を心配し、彼女を洞窟探検へと誘うのだった。6人の女たちが潜り込んだ洞窟、そこには彼女たちの想像を絶する「何か」が待ち受けていた… ...... more

ヨーロッパ全土を震撼させた 噂の“ディセント・ショック”がついに日本上陸! それは未体験の絶対恐怖・・・。 出口なし!逃げ場なし!酸素なし! 地獄と化した暗闇の洞窟で、 いったい何が起こったのか? STORY:冒険好きの女性、 サラ(シャウナ・マクドナルド)...... more


DVDで観ました。「ドッグ・ソルジャー」のニール・マーシャル監督作品。女性だけの探検隊が地図もない洞窟に閉じ込められ、闇の中で出口を求めて迷走、やがて尋常ならざる恐怖に支配されていくさまを描く。冒頭で交通事故でサラは、夫と娘を失いますが、事故のシーンは「...... more

さるおです。 『THE DESCENT/ディセント』を観たよ。 監督・脚本は、「生き残るのは獣様か、俺様か?」という泣けるキャッチコピーなのにイギリスでスマッシュヒットした力作『DOG SOLDIERS/ドッグ・ソルジャー』のニール・マーシャル(Neil Marshall)。 出演は、シャウナ・マ..... more

ディセント THE DESCENT 2005年 英 ニール・マーシャル 監督シャウナ・マクドナルド ナタリー・メンドーサ アレックス・リード サスキア・マルダー マイアンナ・バリング ノーラ・ジェーン・ヌーン イギリスだからじゃないんでしょうケド、0:34 のパ....... more

夢の夢 見果てぬ現に 永久の居所 小学校の頃のこと。そんなに国語という科目が得意ではありませんでした。特に大嫌いだったのが本の感想文。その本を読んだことがない人に感想文を読ませるなら、それなりにあらすじは必要かな、と。そうしたら、あらすじで規定枚数。... more
ううむ、おもしろかったんですけどねぇ。そんなに心をとらわれたわけでもなかったのよ。そもそも私って、ホラーを楽しめる体質じゃないというか・・・。ホラー映画を観たいと思う気持ちがよくわかんなくて・・。<じゃあ行くなよ。
『レイクイエム・フォー・ドリーム』みたいな怖さの方がいいかな。
でも、楽しみどころはいろいろあると思うので、とらねこさんの感想も楽しみにしていますー
先日は、どうもでした!記事にされたのですねー。
そうなんです。『ナチョ・リブレ』とても観たいです。必ずや観に行く事でしょう。あのツルツルのお腹を確認して参ります(笑)。
>誰しもに起こりうる状況がサバイバルものとして描かれる方がハマれるのかも。
そうなんですねー。怪物からどう逃げるかという感じではなくて、この洞窟からどうやって抜け出るかのみに焦点を当てた方が私の好みでした。その方がゾクゾクと恐怖感に襲われたと思いました。
楽しめなかった訳ではなくて、ハラハラと緊張したんですけど。かえるさんが受けた印象の通り、私は怖がらずに比較的ヘッチャラで観ていました。
『レイクイエム・フォー・ドリーム』
アレは印象深い作品でしたね!
その日のうちに書けないへたれな私でスミマセンー。
先日は楽しかったです♪今度はもうちょっとオトナなお店にいきませうー。
そうなんですよね。あの暗い不穏な空間で女6人が出口を探すというシチュエーションは大いにドキドキしたのに、いかにもB級テイストな生き物が登場して、トゥーム・レーダーばりに激しく闘ってくれるものだから、ちょっと笑えてしまいましたよね。常日頃カラダを鍛えているのかなーとか思いつつ。そんな感じで、私もさほど怖さに追い詰められずに見てしまいました。骨を元に戻せのシーンが一番怖かったかも。痛いシーンは苦手・・・。結局はやはり仲間割れしちゃったのも見ていて怖かったかしら。
『ナチョ・リブレ』レポートも楽しみにしていますー。ジャック・ブラックの裸体を堪能してくださいー。(そういう主旨ではないはずだが・・)
パイレーツに負けるなミニシアター! そういえば、レクイエムもシネセゾンだったような。
TBさせていただきました。
ホント、タフな女たちでした。
ほとんどストーリーも知らずに観たので途中から「あ、あれ?心理的
ホラームービーじゃないの?」とあの白い方たちにビックリしました。
しっかしオンナは強い。あいつらの目に手を突っ込んで、顔が裂けそうに
なってましたよ。
しかしそれとはうってかわって静かなラストシーンでした。
確かに「サイレントヒル」風でしたね。
閉所恐怖症の身としては、怖かったです(笑)
まぁ、総括すると、平和に暮らしていた地底人が、
食べ物が来たーって喜んでいたら、
虐殺されちゃったというかわいそうな話でしたね(笑)
私も何も知らずに観たので、洞窟に入るがまず女たちだけというのが意外な設定でした。あえて女ばかりにしたんだから、心理的に迫り続ける方がより怖さが感じられたような気がするんですけどね。アメリカが舞台ゆえか、敵とは戦わなくちゃいけないらしいですー。火事場の馬鹿力とはいえ、目をぶすっとは刺すのは恐ろしいですよね。自分にはできないような気がするなー。暗くて狭くてゴツゴツジメジメした洞窟はやだなー。屋外でゾンビと戦う方がまだがんばれるかも。
一転して、ラストのゾッとする雰囲気はなかなかでしたー。
狭いところは怖いですよねー。出口が見つからないかもしれない恐怖感ってたまりません。あの狭いところを這っていくだけでもドキドキ。確かに、白いもの達は災難でしたよねー。あんなに惨殺されちゃって・・・。人間ってば、まったく傲慢な生き物です。開拓だとか冒険だとか言って、他の生物たちの生息地をじゃんじゃん侵害してきたんですよねー。そんな皮肉と戒めの物語だったのかしらー?(笑)
いや、てっきり苦手な方なのかと思ってました。
何だか嬉しいデス・・・♪
>なかなかおもしろいホラーだったけど、ビミョウな要素も多かった
うんうん、まさにこの一言でしょう!!
ワタクシの場合、こういったB級ホラーは、怖さよりちょっと斜めから見て楽しむ方なので、そのビミョウさが可笑しかったです。フフ
確かに、先住民?の領域を侵したその罪を描いたようにも思えますね。
でも、ただ単に洞窟にヒントを得て喜々として作ったような気がしないでも無く。笑
いやはや、夏にピッタリの映画でありました~♪
血肉内臓系の痛い描写は苦手なんですが、ホラー自体が苦手ってことはないっす。ただ、優先順位は高くないかなぁ。スプラッタものや幽霊ものなどにはあまり興味がなく・・・。でも、アート風味のオカルト系なら興味ありますよー。悪魔とかドラキュラとか河童とかキャラクターに惹かれるものはあります。あと、サイコスリラー系は好きですー。見ごたえあるおもしろいものならホラーでも何でも観ますぜ。
後半は確かにつっこみながら笑ってみる方が楽しいのかもしれませんねー。ゾンビものを楽しむようなノリでよかったのかしら。怖さを期待していた私の気持ちは宙ぶらりんでしたがー。洞窟っていうのも何かのメタファーかも・・・なんて勝手にいろんな解釈もできそうですが。あの白いものたちはナンカ見覚えがある気がするしー。
洞窟という閉塞感のある場所で展開する息詰るサスペンスかと思いきや、フツーのサバイバルホラーでしたね。
わたしも、かなり怖いことを期待していたので、ちょっとガッカリではありましたが、気持ちを切り替えて、楽しく観ることができましたよん。
マンガチックなものが登場しちゃうとちょっと冷めちゃったりもしたのですが、それはそれで面白かったです。もともとこういうジャンルのものに多大な期待はしていないので、私もそれなりに楽しく観ることができました。私はスリラーというよりホラーだと思って観に行ったのかな・・・。にしても、生き物には笑っちゃいましたが。今度シネパトスでやるやつも似たような設定ですよねー。洞窟って、そうそう入りたいとは思わないけど・・・